AI が苦手なプログラミング

以前、このブログで、AI は ExcelVBA が苦手だと書いた。

その理由として、実際に今、業務でもらっている仕事を AI (Claude) に投げても、まったく仕様どおりにならないからだ。

AI が学習するプログラムのソースコードは、GitHub に Public で公開されているソースコードだと思っているんだが、ExcelVBA の場合、GitHub で管理しているのをあまり見たことがなく、学習量が少ないのではないかと思っていた。
(Excel マクロファイルのようなバイナリを GitHub で管理しても、GitHub のメリットが半減するからで、別に Excel マクロファイルを GitHub で管理すること自体は問題ないと思う)

ただ、仕様を小分けにして AI にプログラミングさせた場合は、ExcelVBA でも問題ないソースコードを出してくれる。
そうなると、べつに ExcelVBA が苦手なわけでもなさそうだ。

今、この業務で開発している ExcelVBA 案件は、とにかく仕様が複雑である。
ある値を求めるために、シート上のあるグループと、べつのグループの値をそれぞれ比較するのだが、そのグループの表示位置やら行と列のながさも可変のため、しかもそのグループの表示位置も別のグループからの相対位置でもとまるため、非常にプログラミングが面倒である。

人が考えても難しいものを、AI に伝えてうまくいくかと言われたら、やはりそんなことはないようだ。
これはそもそも、もう少し仕様を砕いてあげて、さらに人間でもソースコードを改修しやすいレベルまでかみ砕いた設計を考えたあと、プログラミングにとりかかるべきだった。
そして、それならば AI でもプログラミングができた案件だったのかも知れない。

この、ソースコードを改修しやすいレベルまでかみ砕いた設計は、いまのところ、AI には難しいのではないかと思う。
巨大で難解な仕様は、まずは人の手で解釈し、どのようなモジュールにすればプログラミングしやすいかを人が考え、そのモジュール単位で AI にプログラミングさせればよいのではないか。

なんでもかんでも AI に仕様を突っ込めば仕様通りのソースコードを出してくれるわけではなく、現状はまだ、プログラミングには人の手が必要だと思った。
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